昔懐かしい町並みをオートバイで探しに行きたい

1982年に僕は自動二輪の中型免許を取得しました。
同年、発売されたのばかりの初期型ホンダVT250Fを購入し、
1000キロの慣らし運転も済みました。
オイルとフィルターを交換して、これからは気兼ねなくスロットルを開けられます。
試しにその高性能V型DOHC2気筒エンジンを空吹かししてみます。
タコメーターの針はあっという間にレッドゾーンを指して軽くそれを超えそうな勢いです。評判通り良く回る高回転型エンジンです。
でも僕は街道レーサーになりたくてオートバイを買ったわけではなく、
ツーリングや脚代わりを目的にしています。
そのためこのバイクの高性能を発揮する機会はごくたまにしかありません。

でも初心者にも扱いやすくカッコイイこのオートバイに僕は十分満足しました。
時々天気の良い日は通勤にも使っていました。
会社の規則でマイカー通勤は禁止されていますが、仕事が忙しくて会社の車やバイクが不足の時は、僕のオートバイを仕事に使用したりしましたので、上司も許してくれていました。同じ様にマイカーやオートバイを仕事に持ち込んでいる社員は僕に以外にも多かったです。みんな大体僕と同じ理由からでしょう。

当時僕は東京都練馬区に住んでいました。勤務先は港区の芝です。
電車通勤の場合、西武池袋線江古田駅から
池袋駅で乗り換えしてJR山手線で新宿、渋谷、品川を経由して田町駅で下車します。
山手線をおよそ半周、巨大ターミナル駅をいくつも経由するので人ごみに揉まれっ放しで通勤だけでもストレスがたまります。
その為オートバイでの通勤は良い気分転換になります。
仕事の都合で会社の車で通勤した事がありますが、家を出てから会社までずっと渋滞しているので、かえってストレスがたまります。

またオートバイは帰宅途中に気軽に寄り道が出来るのが魅力です。
帰り道と同じ方角にある麻布、広尾、青山など、
独特の雰囲気の街並みをオートバイでゆっくり走り、
気の向いた場所にバイクを停めて周りを眺めているのは非常に良い気分です。

30数年経った今、あの街並はどう変化しているのでしょう。
できればあまり変わっていて欲しくありません。
渋谷も時々寄りましたが、現在の街の姿には驚いています。
テレビなどであの様子を見てもあまり懐かしいとは思いません。
でもどこかに昔のたたずまいを残している場所があると思います。
いつの日かレトロ調のオートバイに乗って探しに行ってみたいと思います。

アサイー

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